2023/11/12 15:12
こんにちは。雑貨屋ごろね店主です。
今回は、今年の夏に見学に行かせてもらった大江作業所さんについて書こうと思います。
7月に京都府府福知山市大江町にある、大江作業所さんに見学に行って来ました。
京都市内から電車で2時間半、大江山の鬼伝説で有名な町にある作業所で、10代〜80代まで幅広い年齢の方が通っています。
作業場には今日の目標と予定が書かれたホワイトボードがあり、作業前の朝礼で予定と目標を発表します。
大江作業所の「張り子だるま」
1300年続く伝統工芸品・丹後和紙の工房が近くにあり(昔は何軒もあったが今は1軒のみ)和紙を使って何か作れないかと考えてできたのが張り子だるまです。
出店の際にお客さんから聞いた意見を、どんどん商品に反映させていくのが大江作業所さん流。
Instagramを見るたびに、新しい商品が開発されていて、いつも驚かされます。
京都らしいもので言えば、京都のサッカーチーム「パープルサンガ」とコラボで、頭にサッカーボールが乗り、紫色のはりこだるまも作られています。
最近では特注オーダーも受けていて、誕生日や結婚祝いにオリジナルの張り子だるまを作ることができます。
張り子作りは、和紙と新聞紙を交互に15回重ね、毎回のりを乾かすためとても時間がかかります。
大江作業所から少し離れた場所にあるセレクトショップ「鬼の巣」
「鬼の巣」では全国から集めた食品や手づくり雑貨、大江作業所さんで作ったお菓子や雑貨を販売しています。
車からよく見える大きい看板に、鬼の大きな足跡が目印です。
セレクトショップの隣には、廃品回収で集めた本を販売する「古本コーナー」があり、その本の消毒・整理も仕事として取り組まれています。
ショップの奥には作業スペースがあり、ビーズチャーム作りや、書類整理をされていました。
今回の見学では、当店で販売している雑貨やお菓子がどうやって作られているのか、作る工程を見られたこと、そして、雑貨やお菓子以外の仕事についてもお話をお聞きすることができたので、とても勉強になりました。
雑貨屋なので、どうしても「商品」が注目されてしまうのですが、作業所では商品を作ること以外にも、清掃や廃品回収、書類整理など、その人に合った様々な仕事に取り組んでいます。